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プロフィール
HN:
極悪
年齢:
40
性別:
男性
誕生日:
1984/10/27
座右の銘
「努力は才能を凌駕する」
「努力は才能を凌駕する」
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学生生活も残りわずか 今日も人を小馬鹿にしながら何とか生きてます
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農林中金、08年度中に1兆円増資へ 金融危機下で国内最大規模
やばいだろーなーと思ってましたけど、
案の定この規模の増資と来ました。
簡単に説明すると、
農林中金は農協や漁協の余剰資金を集めて運用する金融機関です。
一時期は50兆を越えるとんでもない額を運用していた国内屈指の機関投資家です。
その農林中金ですが、
他金融機関と比べて海外投資に力を入れていたので
サブプライムでたくさん損しました。
そして、今回は目減りした自己資本を補うための増資と相成りました。
銀行に出資をお願いすると高い利回りを要求されるので、
JAとかのグループ会社から巻き上げることになりそうです。
--
ここまで大損ぶっこいたので、
農林中金の運用部隊は夜も眠れない状態なのでしょうか?
僕は違うと思います。
この業界はセルサイドとバイサイドに分けられます。
セルサイドは有価証券を売る手伝いをするところ。
バイサイドは有価証券を買って運用するところ。
大雑把にはこういう感じです。
バイサイドは自ら投資を行っているのだから、
損に対してとても敏感かというと実はそうでもありません。
そもそも損に対して一番敏感になるのはどういう時か?
それは当然「身銭を切っているとき」でしょう。
しかし、バイサイドは基本的に身銭を切っていません。
この人達は集まった資金の運用を任されているだけです。
トレーディングの勝ちで食っているわけではないのです。
彼らの収入源は、運用額から数%もらえる手数料です。
言ってしまえば、
「勝っても負けても手数料はもらう」
「損したとしても、損したのは投資家」
こういう仕事なんですね。
だから、別に農林中金の運用部隊が損したわけじゃなく、
あくまで損したのは農協や漁協、
もっと言えばそこにお金を預けている農家や漁師が損しただけです。
こういう理由で眠れなくなるほど追い詰められているとはどうしても思えません。
--
「貯蓄から投資へ」
「お金は銀行に預けるな」
こういった言葉が巷でもささやかれていました。
別に僕も証券屋さんになるわけだし、
投資自体についてあれこれ言う気はありません。
ただ、こう無知な人に投資信託とか薦めまくるのもどうかと思います。
投資信託ってものは、運用会社に手数料ぶっこ抜かれて、税金引かれて、
それでもなお利益が出るほど価値が上がってやっと儲かる商品なんです。
しかも運用してるのは上記に挙げたようなバイサイドの人達です。
バイサイドの人には怒られるかもしれませんけど、
投資信託の運用って言うのは制限が多すぎて自由にやれないから、
すごくすごく頭の良いファンドマネージャーさんが運用しても、
あんま結果は変わらないと思うんですね。
それより外部環境の変化の方が全然重要。
株メインの投信なんかは景気がいいときには儲かるけど、
景気が低迷したらすごく残念なことになっちゃう。
これはどんな優秀なファンドマネージャーが付いていても変わらない。
こういう特性を考えると、
投資信託も遊びの資金範囲で買うのが正解じゃないですか。
リスク許容度は人によって違いますから一概には言えませんが、
ある程度損しても「まあしゃあないか」と許せる程度の投資しかしない。
なのに、「投資信託はリスクヘッジしてる分安全だから」と
個人のリスク許容度も考えないで薦めまくるのが証券会社のリテールです。
全然安全じゃないですけどねー。
あと、よく勧誘のときに言われるのが「投資による社会貢献の話」です。
確かに、「投資マネーが増えることにより市場の育成がなされる」とか
社会貢献している面もたくさんあると思います。
ただ、市場育成のために投資したいやつが一体どれだけいるよ?
結局はみんな銀行より高い利回りで運用したいだけ。
まあ、リテールの人達も売上目標があるから薦めないといけないんでしょうけど、
なんだか社会貢献なんたらは本質とずれてる気がします。
僕はどうしてもこういう点ばっかりを見てしまうので、
最後まで証券リテールに魅力が感じられませんでした。
バイサイドも実は好きじゃなかったりします。
--
あー、仮にも証券業界に身をおこうとするものが
こんなこと言っていいのか分かりませんが、
僕は投資信託なんてあまり買いたくないですね(笑)。
買うとしても少しで十分です。
大体、株式の期待リターンなんてせいぜい5%なんですよ。
100万円投資しても5万しか儲からないのよ?
しかも損する可能性だってあるのに。
運用会社に手数料さっぴかれるのに(笑)。
それなら日々一生懸命働いた方が全然いいですね。
最後に一つだけ言えることは、
同じ証券会社でもホールとリテールは全然違う生き物です。
僕らは無知な個人投資家なんてほっといて、
企業のお偉いさんとあれこれするのが仕事なんで、
投資信託が売れなかろうが知ったこっちゃないということです(笑)。
やばいだろーなーと思ってましたけど、
案の定この規模の増資と来ました。
簡単に説明すると、
農林中金は農協や漁協の余剰資金を集めて運用する金融機関です。
一時期は50兆を越えるとんでもない額を運用していた国内屈指の機関投資家です。
その農林中金ですが、
他金融機関と比べて海外投資に力を入れていたので
サブプライムでたくさん損しました。
そして、今回は目減りした自己資本を補うための増資と相成りました。
銀行に出資をお願いすると高い利回りを要求されるので、
JAとかのグループ会社から巻き上げることになりそうです。
--
ここまで大損ぶっこいたので、
農林中金の運用部隊は夜も眠れない状態なのでしょうか?
僕は違うと思います。
この業界はセルサイドとバイサイドに分けられます。
セルサイドは有価証券を売る手伝いをするところ。
バイサイドは有価証券を買って運用するところ。
大雑把にはこういう感じです。
バイサイドは自ら投資を行っているのだから、
損に対してとても敏感かというと実はそうでもありません。
そもそも損に対して一番敏感になるのはどういう時か?
それは当然「身銭を切っているとき」でしょう。
しかし、バイサイドは基本的に身銭を切っていません。
この人達は集まった資金の運用を任されているだけです。
トレーディングの勝ちで食っているわけではないのです。
彼らの収入源は、運用額から数%もらえる手数料です。
言ってしまえば、
「勝っても負けても手数料はもらう」
「損したとしても、損したのは投資家」
こういう仕事なんですね。
だから、別に農林中金の運用部隊が損したわけじゃなく、
あくまで損したのは農協や漁協、
もっと言えばそこにお金を預けている農家や漁師が損しただけです。
こういう理由で眠れなくなるほど追い詰められているとはどうしても思えません。
--
「貯蓄から投資へ」
「お金は銀行に預けるな」
こういった言葉が巷でもささやかれていました。
別に僕も証券屋さんになるわけだし、
投資自体についてあれこれ言う気はありません。
ただ、こう無知な人に投資信託とか薦めまくるのもどうかと思います。
投資信託ってものは、運用会社に手数料ぶっこ抜かれて、税金引かれて、
それでもなお利益が出るほど価値が上がってやっと儲かる商品なんです。
しかも運用してるのは上記に挙げたようなバイサイドの人達です。
バイサイドの人には怒られるかもしれませんけど、
投資信託の運用って言うのは制限が多すぎて自由にやれないから、
すごくすごく頭の良いファンドマネージャーさんが運用しても、
あんま結果は変わらないと思うんですね。
それより外部環境の変化の方が全然重要。
株メインの投信なんかは景気がいいときには儲かるけど、
景気が低迷したらすごく残念なことになっちゃう。
これはどんな優秀なファンドマネージャーが付いていても変わらない。
こういう特性を考えると、
投資信託も遊びの資金範囲で買うのが正解じゃないですか。
リスク許容度は人によって違いますから一概には言えませんが、
ある程度損しても「まあしゃあないか」と許せる程度の投資しかしない。
なのに、「投資信託はリスクヘッジしてる分安全だから」と
個人のリスク許容度も考えないで薦めまくるのが証券会社のリテールです。
全然安全じゃないですけどねー。
あと、よく勧誘のときに言われるのが「投資による社会貢献の話」です。
確かに、「投資マネーが増えることにより市場の育成がなされる」とか
社会貢献している面もたくさんあると思います。
ただ、市場育成のために投資したいやつが一体どれだけいるよ?
結局はみんな銀行より高い利回りで運用したいだけ。
まあ、リテールの人達も売上目標があるから薦めないといけないんでしょうけど、
なんだか社会貢献なんたらは本質とずれてる気がします。
僕はどうしてもこういう点ばっかりを見てしまうので、
最後まで証券リテールに魅力が感じられませんでした。
バイサイドも実は好きじゃなかったりします。
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あー、仮にも証券業界に身をおこうとするものが
こんなこと言っていいのか分かりませんが、
僕は投資信託なんてあまり買いたくないですね(笑)。
買うとしても少しで十分です。
大体、株式の期待リターンなんてせいぜい5%なんですよ。
100万円投資しても5万しか儲からないのよ?
しかも損する可能性だってあるのに。
運用会社に手数料さっぴかれるのに(笑)。
それなら日々一生懸命働いた方が全然いいですね。
最後に一つだけ言えることは、
同じ証券会社でもホールとリテールは全然違う生き物です。
僕らは無知な個人投資家なんてほっといて、
企業のお偉いさんとあれこれするのが仕事なんで、
投資信託が売れなかろうが知ったこっちゃないということです(笑)。
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