忍者ブログ
カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
最新コメント
[01/08 極悪]
[01/07 なべさん。]
[04/18 Hel]
[03/27 daaki]
[03/14 極悪]
プロフィール
HN:
極悪
年齢:
40
性別:
男性
誕生日:
1984/10/27

座右の銘
「努力は才能を凌駕する」
リンク
学生生活も残りわずか 今日も人を小馬鹿にしながら何とか生きてます
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ローム、国内外で1000人削減へ 今期営業益58%減に下方修正


経営悪化に伴いロームというメーカーがリストラをします。

さて、このロームですが、
5/28に沖電気の半導体を買収するというニュースが新聞に載りました。
結局この案件は無事クローズし、
10月に6000人の社員と共に買収完了しました。

そして、1ヶ月後さっそく1割人員をリストラすることになったのです。

ロームが沖の半導体部門を買収したのは、
その事業が欲しかったからです。
しかし、勘違いしてはいけないのは
決して半導体部門の人材が欲しかったわけではないのです。
ロームが欲したのは沖の技術、設備、最低限の人手です。
最低限の人で以外ははっきり言って要らないのです。


厳しいようですがこれがM&Aなのです。


これと対照的な出来事が1ヶ月ほど前にありました。
それは「野村證券によるリーマンアジア部門の買収」です。
この買収の一番の目的は何か?
それは「優秀なリーマン社員の確保」にあったのです。
ローム&沖の案件とはまるで反対です。


これこそが製造業と金融の一番の違いなんです。


僕たち金融の人間は残念ながらものづくりをしていません。
形あるものは何も生み出していない仕事です。

しかし、ものを作れない代わりに
僕たちは付加価値を生み出せるような人間になろうとしたのです。

その結果、「金融界では人材が一番大事」という常識が出来ました。
生産設備もなにもない会社では
何かを生み出すためには人材が必要不可欠なのです。

だから、僕たちは人材にお金をかけます。
メーカーが設備投資に回すお金を、
社員のお給料や福利厚生、教育費にかけるのです。

別に不当に利益をむさぼってるわけではないのです。
人材育成や優秀な人材の確保をしないと会社がつぶれてしまいます。

だから、
金融のM&Aでは会社自体を買うことにはあまり意味がありません。
人材が命ですから社員に逃げられては元も子もありません。
故に買収先の社員も大事にせざるを得ません。

その代わり出来ない人間にはとても冷たいです。
大事にしてもらえるのは使える社員だけです。
というか、そもそも使えない社員は
買収される前に待遇が既に悪くなってます。
首切られることだってあります。


それが金融のやり方です。
これが金融です。


僕はこんな素晴らしい業界ないと思ってますが、
上記のカルチャーにより人によって向き不向きが猛烈に分かれますので、
あまりお勧めはしておりません。

さて、
僕も会社が潰れても食っていける人間になれるよう
日々努力を欠かさないようにしないといけませんね。
PR
Comment
              
Name
Title
Adress
URL
Comment
Color
Emoji Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Secret 管理人のみ閲覧できます
Password   
* コメントの編集にはパスワードが必要です
Trackback
この記事にトラックバックする:
Copyright ©  -- Rebirth HEAD --  All Rights Reserved
Designed by CriCri Material by 妙の宴
忍者ブログ  /  [PR]