忍者ブログ
カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
最新コメント
[01/08 極悪]
[01/07 なべさん。]
[04/18 Hel]
[03/27 daaki]
[03/14 極悪]
プロフィール
HN:
極悪
年齢:
40
性別:
男性
誕生日:
1984/10/27

座右の銘
「努力は才能を凌駕する」
リンク
学生生活も残りわずか 今日も人を小馬鹿にしながら何とか生きてます
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

さて、今回は大阪府のことについて。
個人的に大阪府がどうなるのかっていうのには注目していて、
たまに時間取って周辺事項に関して調べたりしています。

まず、大阪府の現状なのですが、借金が多いです。
どのような借金をしているかといえば、
「府債」という地方債を発行してお金を集めています。
この図を見れば少しイメージが沸くと思うのですが、
大阪の債務状況は全国的に見てもトップクラスに悪いです。
(もちろん、やばいのは大阪府だけでなく岡山県などもかなり危険な状態です。)

そこで、借金が多いと何がまずいってことなのですが、
財政再建団体に指定されてしまい、自治体としてだいぶ残念な状態になるのです。
具体例がないと分かりづらいと思うので、
実際に財政再建団体に指定されて財政再建中の夕張市の例を挙げます。
・職員給与カット(15%~75%)&採用凍結
・市が保有する観光施設31施設の内29施設を運営委託、売却、廃止
・市民税3000円→3500円、固定資産税1.4%→1.45%に、軽自動車税が現行税率の1.5倍に
・ごみ処理は一律有料化、施設使用料も5割増
・下水道使用料が10立方メートルあたり1470円から2440円に値上げ
・公共施設(トイレ、プール、図書館)などの多くを廃止
財政再建団体になるともれなくこのような状態が待ってます。
ちなみに夕張市は2年間で人口が1割減ったらしいです。

さきほども言ったように借金の多い大阪府なのですが、
実はすでに「財政再建団体」になれる条件は満たしています。
「このまま行くと財政再建団体になる」のではなく、
すでにアウトな状態にまで来ています。
それでも財政再建団体にならなかったのは、
「財政再建団体になるためにはまず自治体からの申請が必要」
という従来の仕組みがあったからだと思います。
どういうことかというと、自己申告制だったんですよ。
どんなに財政がやばい状態でも
自治体が言い出さなければ財政再建団体にはならなかったのです。

それが昨年事情が変わりました。
2007年に自治体財政健全化法が成立したのです。
どういう法律かというと、
「ある特定の条件を満たしている自治体に対して、
国が勝手に財政再建団体に指定できるようになった」のです。
この法律は2008年度の決算から適用されます。
もう国はその気になれば大阪府から自治権を取り上げることができるのです。



そんな中、府知事が新しい人に代わりました。



府は今お金の問題で苦しんでいます。
そんな中でどうするかといえば、
・歳入を増やす
・歳出を減らす
基本的にはこの二つです。
知事もこの方向で進めています。

歳入を増やすための策がまるで弱いとは個人的に思うのですが、
歳出削減はよくやってると思います。
今は歳出を借金でまかなっている状態なので、
いつまでたっても借金は減るわけありません。
やはり限られた予算内でやりくりするというのは賛成です。

しかし、反対意見も多いです。
「これを削るとは何事か!」などという意見が後を絶ちません。
僕から言わせてもらえば今までがおかしかっただけなんです。
「あれもこれも欲しい。とりあえずカードで全部買ってから考えよう」
ずっとそんな感じだったわけですよ。

職員の給与や退職金削減もそうですね。
もう文句タラタラ。
どうせ再建団体になったら給与カットなのに。

そんな状況を見ていて感じることが、
「いかにマクロに物事を見れない人が多いか」
ということです。
さらに言うと、
「いかに長期的に物事を見れない人が多いか」
です。

自分とそのすぐ近くのことしか考えられない。
さらには自分自身の将来ですらしっかり考えられない。
きっと財政再建団体になったらなったでまた文句言うんでしょうね。

「イルミネーションがどうのこうの」とかはいらねぇよ!って思うのですが、
その他のまっとうなことまでもがミクロ人間達に否定されてるのを見ると、
正直同情しますわ。
知事としての案は半分くらいしか評価してませんが、
腐った構造にメスを入れようとする心意気はかなり好きです。



仮にも「生まれた&6年間大学生活を過ごした」土地なので、
復活してほしいというのが本音ですが、
府民の反応を見る限りでは正直厳しいかもですね。
もう日本第2位のプライドだけでは食っていけませんぜ。



2006年11月に武田薬品の研究所の彩都誘致に失敗しました。
武田薬品は大阪の老舗企業にも関わらず、
結局研究所は大阪ではなく神奈川に作られることになりました。
当時の武田薬品の社長の発言です。
「20~30年後の研究体制を視野に入れ決めた」
前府知事時代の大阪を見て将来性を感じなかったということですかね。



さて、そろそろまとめないと。
関西の一番の強みだった製造業は今海外に生産拠点を移して、
国内への利益還元率が激減してるらしいですね。
まさにここからが正念場です。
文句ばっか言ってないで、
「もっと全体のことをしっかりと考えられて」
「橋本より俺の方がもっと良い案考えたるぞ!」ぐらい
気合入った人が増えるといいですね。

僕は今の大阪があまり好きではないので、
来年から東京の方へバックレさせて頂きます。
知事と大阪を愛する全ての方々、がんばって☆
PR
Comment
              
Name
Title
Adress
URL
Comment
Color
Emoji Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Secret 管理人のみ閲覧できます
Password   
* コメントの編集にはパスワードが必要です
Trackback
この記事にトラックバックする:
Copyright ©  -- Rebirth HEAD --  All Rights Reserved
Designed by CriCri Material by 妙の宴
忍者ブログ  /  [PR]