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極悪
年齢:
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性別:
男性
誕生日:
1984/10/27

座右の銘
「努力は才能を凌駕する」
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学生生活も残りわずか 今日も人を小馬鹿にしながら何とか生きてます
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エルピーダ、公的資金申請を検討 数百億円の資本増強

半導体大手のエルピーダメモリは公的資金を使って一般企業に資本注入する新制度を活用する検討に入った。日本政策投資銀行などに優先株を発行する形などで、今春にも資本を数百億円増強する方向。エルピーダは高い技術力を持つが、世界同時不況の影響で業績が悪化している。企業による新制度への申請検討が明らかになったのは初めて。公的資金で一般企業の財務基盤を強化する仕組みが日本でも動き出す。(日経新聞)

(今までのあらすじ)
半導体の価格下落(安すぎて売っても儲からないお)

中国に合弁工場建設(巨額投資でなんとか現状打開するお)

金融危機で需要減(さらに売れなくなっちゃったお)

MSCB500億円発行(金がなくなったから資金調達するお)

株価の低迷で繰り上げ償還(せっかく調達したのにまた金なくなったお)

公的資金の注入申請へ(国に何とかしてもらうお) ←今ココ

これからDBJや経産省の審査が入ると思いますが、
なんとなくの感情論だけで救済するのは勘弁して欲しいです。
だって安易に救済しちゃったら
アーバンとか今まで潰れた不動産はどう説明するんですか?

資本主義では、「経営に失敗した企業は退場する」という不文律があったはずです。
確かに銀行やGMクラスの企業となると社会への影響を考えて
つぶさない方がいいのかもしれない。
ただ、ここら辺を救済する時もだいぶ議論がなされたはずです。
(GMを救うか否かもだいぶ長い間揉めてましたし)
ただ一介の企業をそんな簡単に助けてはいかんだろ。

もう少し言うと、金融危機の前からエルピーダも半導体産業もやばかったです。
この一般企業に対する公的資金注入も、
「金融危機で仕方なしに瀕死になっているところ」って話だったはずですが、
元々潰れるべき企業はやっぱり潰さないと。

別に僕としては優先株発行の仕事が回ってくるからいいんですが、
いち金融屋さんとしてはなんとも賛成しづらい一件です。
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日本的福祉システムの終わり

記事中にYouTubeのリンクがあるんだけど、
マジで面白いですwwww
僕は意見としては池田先生寄りだったのですが、
池田先生がもうちょっと頭の回転速くてロジックがきっちりしてたら
おそらくもっと説得力のある話が出来てたんではないかと思った。
こういうのって感情的に話したら負けだよね。


あと、隣のおじいちゃんが「日本的経営がうんたらかんたら」と
抽象的で具体性がまったくない話をしてましたが、
こういう人って本当に多いなって思う。
「古き良き日本的なやり方を踏襲した新しいやり方で行くべき!」
(でも、その新しいやり方は誰か別の人が考えてね)
文句は言うくせにアイディア全く出してないじゃないかよ。
そもそも議論になるわけがない。

またいつもの愚痴になってしまうんだけど、
この日本人という民族は無責任な文句が大好きだなー。
「文句は言う。でも代打案は出さない。責任も取らない。」
みんな「誰か何とかしろよ」って姿勢ばっか。あーいやだいやだ。

もちろん代打案を出す人もいるんだけど、(全然少ないけど)
「でも、その案はここに穴があるよね」って指摘すると、
大半はそこで怒って話聞かなくなったりして議論が終わってしまう。
「いや、そうじゃなくてここはこうなんだ!」とか
「確かにそれはそうかもしれない、じゃあどうしたらいいと思う?」とか
もっと議論が深まる返しを期待してるのに。


そういえば就活の時に、
「自分の強みは"責任感"です」って何の面白みもないこと言ってたなぁ。
なんのひねりもない普通のことしか言ってなかったんだけど、
他力本願な人が多いから逆に新鮮だったのかもね。
マスコミは煽情報道するが…=就職戦線の実態についての私見

日銀の人的にはそこまで採用は絞らないと。
まあ、僕も基本的にはそう思います。
氷河期世代の人材が足りないとどこも嘆いていますし、
同じ徹は踏まないでしょう。

まあ、ただ調子乗って採用増やしていたところは減らすでしょうね。
リテールに注力しようとしてたメガバンとか(笑)。

--

M&A算定で神戸の元会社社長ら 三井住友銀提訴へ

MAの時にはバリュエーションっつー「企業のお値段評価」をするんだけど、
こうやって「安いわボケ!」とたまに訴えられます。
今回の件では「簿価と時価の差についての説明がなかった」という
イチャモンなのか、銀行のミスなのか、これだけじゃ判断つきづらいのですが、
社長の「銀行の助言なので間違いないと思った。」って
アンタあほすぎるでしょう・・・

とはいえ、こういうことがないように本当に気をつけないと。
あと、もしかしたら銀行のIBはこんなしょーもないミスをするかもしれないと
頭の片隅に置いておこ~☆www

--

隣の部屋で日本酒飲んだけどうめ~。
最近、味がちゃんと分かるようになってきた。
なんか派遣村の話題が盛り上がってますねー。
そこの村人が「トヨタ、キャノンの悪行に歯止めを!」とか
あたかも大企業が悪いかのように言っててなんとも不思議な感じ。

で、派遣のクビを簡単に切れなくするような流れですけど、
そんなことしても完全に逆効果だと思います。

前にも少し書いたことがあるけど、
日本の正社員ってのはすごくコストがかかります。
給料だけじゃなく各種手当て・保険の面倒も見ないといけないし、
一番厄介なのが簡単にクビに出来ない。
会社が不景気でもリストラもしにくいと来たもんだ。
自己退職で辞めてもらおうとするのもそのせい。

だから正社員の採用を慎重に行うの。
利益と正社員登用コストのバランスで採用数を決めてる。

派遣社員はコストが安いからジャンジャン採用できたけど、
もし「派遣のクビが切りづらい」なんて状況になったら、
派遣登用コストが跳ね上がる。
そうなると間違いなく採用数は減少する。
さらにはそんな状況ではみんな辞めなくなるから
転職市場の人材の流動性が損なわれる。
派遣にもなれない人はずっとそのまんま。

そこまでいくと、
今以上に職を失って困る人が増えるじゃん。

--

だから、
やるべきは正社員のクビを切りやすくすることだと思いますけどね(笑)。
そうなれば正社員登用コストが減って、
「派遣⇒正社員」のクラスチェンジも容易になって、
少なくとも格差の固定化は減るよね。
まさに「再チャレンジ可能な社会」に一歩近づくじゃありませんかwww
その分リストラされやすくなるけど(笑)。

僕はそういう刺激的な世の中の方が好きなんですけど、
なかなかそういう人も多くはないでしょうね~。
農林中金、08年度中に1兆円増資へ 金融危機下で国内最大規模

やばいだろーなーと思ってましたけど、
案の定この規模の増資と来ました。

簡単に説明すると、
農林中金は農協や漁協の余剰資金を集めて運用する金融機関です。
一時期は50兆を越えるとんでもない額を運用していた国内屈指の機関投資家です。

その農林中金ですが、
他金融機関と比べて海外投資に力を入れていたので
サブプライムでたくさん損しました。

そして、今回は目減りした自己資本を補うための増資と相成りました。
銀行に出資をお願いすると高い利回りを要求されるので、
JAとかのグループ会社から巻き上げることになりそうです。

--

ここまで大損ぶっこいたので、
農林中金の運用部隊は夜も眠れない状態なのでしょうか?

僕は違うと思います。

この業界はセルサイドとバイサイドに分けられます。
セルサイドは有価証券を売る手伝いをするところ。
バイサイドは有価証券を買って運用するところ。
大雑把にはこういう感じです。

バイサイドは自ら投資を行っているのだから、
損に対してとても敏感かというと実はそうでもありません。

そもそも損に対して一番敏感になるのはどういう時か?
それは当然「身銭を切っているとき」でしょう。

しかし、バイサイドは基本的に身銭を切っていません。
この人達は集まった資金の運用を任されているだけです。
トレーディングの勝ちで食っているわけではないのです。
彼らの収入源は、運用額から数%もらえる手数料です。
言ってしまえば、
「勝っても負けても手数料はもらう」
「損したとしても、損したのは投資家」
こういう仕事なんですね。

だから、別に農林中金の運用部隊が損したわけじゃなく、
あくまで損したのは農協や漁協、
もっと言えばそこにお金を預けている農家や漁師が損しただけです。
こういう理由で眠れなくなるほど追い詰められているとはどうしても思えません。

--

「貯蓄から投資へ」
お金は銀行に預けるな

こういった言葉が巷でもささやかれていました。
別に僕も証券屋さんになるわけだし、
投資自体についてあれこれ言う気はありません。

ただ、こう無知な人に投資信託とか薦めまくるのもどうかと思います。
投資信託ってものは、運用会社に手数料ぶっこ抜かれて、税金引かれて、
それでもなお利益が出るほど価値が上がってやっと儲かる商品なんです。
しかも運用してるのは上記に挙げたようなバイサイドの人達です。

バイサイドの人には怒られるかもしれませんけど、
投資信託の運用って言うのは制限が多すぎて自由にやれないから、
すごくすごく頭の良いファンドマネージャーさんが運用しても、
あんま結果は変わらないと思うんですね。
それより外部環境の変化の方が全然重要。
株メインの投信なんかは景気がいいときには儲かるけど、
景気が低迷したらすごく残念なことになっちゃう。
これはどんな優秀なファンドマネージャーが付いていても変わらない。

こういう特性を考えると、
投資信託も遊びの資金範囲で買うのが正解じゃないですか。
リスク許容度は人によって違いますから一概には言えませんが、
ある程度損しても「まあしゃあないか」と許せる程度の投資しかしない。

なのに、「投資信託はリスクヘッジしてる分安全だから」と
個人のリスク許容度も考えないで薦めまくるのが証券会社のリテールです。
全然安全じゃないですけどねー。

あと、よく勧誘のときに言われるのが「投資による社会貢献の話」です。
確かに、「投資マネーが増えることにより市場の育成がなされる」とか
社会貢献している面もたくさんあると思います。
ただ、市場育成のために投資したいやつが一体どれだけいるよ?
結局はみんな銀行より高い利回りで運用したいだけ。
まあ、リテールの人達も売上目標があるから薦めないといけないんでしょうけど、
なんだか社会貢献なんたらは本質とずれてる気がします。

僕はどうしてもこういう点ばっかりを見てしまうので、
最後まで証券リテールに魅力が感じられませんでした。
バイサイドも実は好きじゃなかったりします。

--

あー、仮にも証券業界に身をおこうとするものが
こんなこと言っていいのか分かりませんが、
僕は投資信託なんてあまり買いたくないですね(笑)。
買うとしても少しで十分です。

大体、株式の期待リターンなんてせいぜい5%なんですよ。
100万円投資しても5万しか儲からないのよ?
しかも損する可能性だってあるのに。
運用会社に手数料さっぴかれるのに(笑)。
それなら日々一生懸命働いた方が全然いいですね。

最後に一つだけ言えることは、
同じ証券会社でもホールとリテールは全然違う生き物です。
僕らは無知な個人投資家なんてほっといて、
企業のお偉いさんとあれこれするのが仕事なんで、
投資信託が売れなかろうが知ったこっちゃないということです(笑)。
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